東京音楽大学付属民族音楽研究所

2023年度公開講座No.3

日本民謡における声の響き

講座詳細 / Detail

開催日程 2024年3月22日(金)18:30 (18:00開場)
場所 東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパス TCMホール
参加費 無料
定員 先着300名(事前申込、先着順)

参加方法

参加には、事前登録が必要です(先着300名)

終了しました。

  • 当日発熱、風邪症状、体調不良のある方は、何卒ご来場をご遠慮ください。
  • ご来場の際には、場面に応じた適切なマスクの着用を行い咳エチケットなど予防にご協力ください。
  • 手洗い、手指消毒へのご協力をお願い致します。
  • 客席は自由席ですが、途中でのお席の変更はご遠慮ください。

講座内容

日本民謡の高名な歌手、小杉真貴子による「歌」を中心にし、歌の旋律に見られる装飾技法(節回し等)やリズム感、また声と伴奏の絡み合いについての解説をして頂きます。尺八、三味線等のアンサンブルも楽しめるような講座です。

出演

小杉真貴子

新潟県三島郡越路町(現長岡市)出身
地元の故松本政治氏に師事し、新潟県民謡を主に研鑽。19歳で上京し、故初代藤本琇丈氏の内弟子となる。翌年、新潟県民謡「佐渡おけさ」でビクターレコードより歌手デビュー。以後、第一線の民謡歌手として日本全国はもちろん、イギリス・フランス・アメリカなど海外のステージや、テレビ・ラジオ等多数出演し活躍する。平成5年にキングレコードへ移籍後もそれまでと同様民謡や歌謡曲等シングル・アルバムとも多数発表しており、その成績により表彰されている。また、平成22年の明治座公演では、唄だけでなく芝居にも挑戦し、好評を博した。民謡界における功績により、平成29年には、公益財団法人日本民謡協会より最高位の「民謡名人位」を受章。自身が主宰する『米谷会』で、全国の弟子の指導にも力を入れている。

藤みち子

茨城県つくば市出身
9歳から民謡を習い始める。高校卒業と同時に尺八奏者の故米谷威和男と民謡歌手の小杉真貴子夫妻の元に内弟子として入門。20歳でビクターレコードよりデビューした後は、数々の作品を発表し、その成績により多数表彰されている。「藤みち子の民謡ふるさと夢紀行」というラジオ番組は8年間レギュラー放送され、NHKのFM放送「日本の民謡」のアシスタントを4年間務めるなど、パーソナリティーとしても活躍する。ステージも日本各地にとどまらず、オーストラリアなどの海外公演等にも出演。これまでの功績により、令和4年に公益財団法人日本民謡協会から、「民謡技能章」を受章。現在は、テレビ・ラジオ・ステージに活躍中で、『藤乃会』を主宰し後進の指導(唄と三味線)にも力を入れている。

稲庭淳

福島県耶麻郡山都町(現喜多方市)出身
福島県下では名の知れた民謡人の祖父母より幼少のころからその薫陶を受けて育つ。「NHK東北民謡コンクール」新人部門優勝、「日本民謡大賞」福島県代表等、多数コンクールで福島の王座に輝く。高校卒業と同時に故米谷威和男・小杉真貴子夫妻の内弟子となり、全国の民謡を勉強する。26歳でキングレコードより「会津磐梯山」で待望の歌手デビューを果たす。歌唱力と明るく楽しい性格がかわれ、秋田テレビの「クボタ民謡お国めぐり」や、NHKのFM放送「日本の民謡」にアシスタントとしてレギュラー出演する。現在は津軽民謡も修行し、数少ない全国民謡の歌い手として将来を嘱望される。放送、ステージに活躍中。

米谷和修

福岡県八女市出身 第37期NHK邦楽技能者育成会に入会と同時に上京し、民謡界の重鎮故米谷威和男氏の内弟子となり、常に米谷会の中心で活動し、幾多のテレビ・ラジオ番組に尺八・笛奏者として出演し活躍している。米谷威和男氏他界後は、尺八奏法全般を宮田耕八朗氏に、古典本曲(虚無僧が吹いた独奏曲)を素川欣也氏に師事。笛(篠笛・能管)の基本的奏法は竹井誠氏より、伝統的奏法は福原寛、藤舎理生氏より学ぶ。レコーディングやステージ、海外公演も多い。日中韓の民族楽器で構成された『オーケストラ・アジア』の団員として8年間活動。『日本尺八演奏家ネットワーク(JSPN)』、邦楽アンサンブル『昴』、『脩一朗 & 大地』のメンバーとして、民謡に止まらず幅広いジャンルでアカデミックなアンサンブルの演奏活動も行っている。

  • 助演:若杉和子
  • 勝野千恵
  • 山川尚美
  • 伊藤富美子
  • 西村満梨

会場地図