東京音楽大学付属民族音楽研究所

2024年度民研フォーラム 第5回

馬頭琴演奏方法のイノベーション

プログラム詳細

開催日程 2025年3月13日(木)18:00~20:00
場所 東京音楽大学池袋キャンパスA200
参加費 無料(申込要)
定員 先着30名
申し込み期限 2025年3月12日(水)、または上限人数達成時のいずれか早い時点
講師 セーンジャー
問合せ先 東京音楽大学付属民族音楽研究所
Tel: 03-3982-2136
minken@tokyo-ondai.ac.jp

講師プロフィール

中国内モンゴル自治区出身。内モンゴル芸術学院卒業後、2000年に来日。2005年大東文化大学大学院を卒業。在学中の2003年にリリースしたアルバム「-Dream-」で脚光を浴び、日本における馬頭琴ブームの火付け役となる。
馬頭琴奏者としての活動は幅広く、ジャンルを超えたトップ・アーティストたちとのコラボレーションや、TV番組、映画、舞台音楽のテーマ曲などの演奏作曲等を手掛けている。また、馬頭琴やモンゴル文化の認知向上・普及活動の為、教育機関を中心に馬頭琴演奏も含めた講演なども多数行っている。
2013年より箱根ガラスの森美術館にて定期コンサート開催(毎週水曜日実施)。
2020年光村図書出版が制作した全国小学校向け国語のデジタル教科書にて馬頭琴を演奏。
2022年10月より、東京音楽大学付属民族音楽研究所が主催する社会人を対象とした社会人講座「日本・世界の伝統楽器を演奏しよう」にて講師を務める。
また、2022年4月より東京富士大学経営学部イベントプロデュース学科の准教授に就任。
自身のゼミでは「エンターテイメントイベントが、イベントという枠組みにとどまらず既存の文化に影響を与え、新たな文化が形成されていくとも言える、社会に与える影響力について」を教えている。
併せて「モンゴル伝統楽器馬頭琴のイノベーション」と題した研究も開始。馬頭琴は原風景と原生態の力を再現でき、音楽や音響空間の新表現と美とを融合した楽器である事をテーマに、馬頭琴の「新しい音」「新しい活用」の発見、「新しい技術の発展」を目指す。
2023年単著「芸術としての馬頭琴イノベーション」を、日本イベント協会(イベント研究第15号)にて発
表。
2024年単著「馬頭琴の音色をAIで分析したイノベーション」を、日本AI音楽学会(第7回日本AI音楽学会フォーラム)にて発表。
日本(長野県須坂市)の桜の木や、箱根の伝統工芸「寄木」を使った馬頭琴をセーンジャー監修にて製作。この音色をAIで分析した結果、非常に優れた独特の音を奏でる事が判明した。
また、2025年には単著「馬頭琴演奏方法のイノベーション」を、東京音楽大学付属民族音楽研究所にて発表する。
これを受けて2025年10月に大阪・関西万博にて、日本木文化学会(JapanWoodCultureSociety)発表の一環として、出演・演奏を行う(予定)。

会場地図